看護学生たちの悩み

看護師になりたいという強い意志を持って入った看護師の養成学校。看護師を養成するための学校では、看護に対する知識や技術を毎日学んでいます。特に、実技の勉強に関しては指導者自身が看護師である場合が多く、正確な測定が行われているかなどチェックも細かいため、学生たちは緊張からうまく測定できないこともあるといいます。
また、いろいろな教科ごとに指導者が変わるわけですが、同じ内容の勉強でも指導者が違うことによって教えることが違うため、柔軟な考えを持っていなければどちらの指導を信じたらいいのか迷う事も多いようです。看護学校の授業の中には、実際の病院にて実習を行う授業があります。クラスのメンバーを何チームかに分けてそれぞれの病院へ行くのですが、分けられたチームの人間関係がうまくいっていないと実習も苦痛になってしまうことがあります。
実習先の担当看護師によっては、うまく指導が出来る看護師と自分の仕事が忙しくてうまく指導が出来ない看護師がいるようです。看護師の中には、学生に向かって指導なども行わないまま「何で?」「どうして?」「やってみて!」という看護師も多く、看護学生によっては恐怖に感じている人も多いようです。
今ではなくなったようですが、少し前までは男性の産婦人科の実習も義務付けられていました。もちろん、出産やデリケートな部分に病気を抱えた女性たちが男性実習生を受け入れるはずもなく、男性の看護学生たちは実習が終わるまでかなり苦しい想いをしたという話もあります。
このようなつらい学校の指導に耐えて、晴れて白衣の天使となることができるのです。